2004年12月17日に発売となりました、電車でGO! Final Windows版のインプレッションです。

◆ ゲームシステム
Finalより変更となり、秒数のかわりに得点制になっています。いわゆる「良い運転」を「連続して」行うと、それに応じてポイントが蓄積されていき、それがスコアにつながります。反対に、連続してできないとコンボがリセットされ、プラス分がぐっと減ります。




一方、持ち点の概念も存在し、ミスをすると乗客マークが減っていき、これが無くなると運転中止です。速度制限は、減速できる位置で予告されるのが嬉しいですね。また、駅到着時にも採点があります。プロフェッショナル2と同じく、停/通時間には多少のゆとりがあり、秒単位で戦うこともありません。イベントとしては、駅間に定速ポイント、定通ポイントが必ず存在し、ボーナスの対象となっています。もちろん、実物とはかなり違いますが。
また、いままでのように「早着すると信号が変化」ということもありません。先行列車の概念がしっかりしているようで、追いつくと実物と同じタイミングで信号表示がされます。本物のように、「2つ先の信号機を見越して運転」ということもできるわけですね。ただし、退避は考慮されていないようで、先行を三鷹・国分寺などで追い越してもなぜか進路がクリアにならないといった場面も見られました。ATSは相変わらず、自動車並みの急ブレーキ力を誇るTAITO特注のATS-T(笑)ですが、今回は少しマシになったような気もします。ちなみに、信号無視→ATS確認をすると、指定速度まで減速したのち緩解することができます。現示アップするとATS警報持続が消えるあたりが芸が細かいかも?

ポイントを貯めると、新しいダイヤを購入することができ、これでどんどん運転列車を増やしていく方式になります。


◆ シミュレーション
201系が120km/h出したり、223系が160km/h出したりしますので、車両性能はあまり期待できません。また、早着しても駅で
時間調整しないため、自分で待つ必要があります。


◆ グラフィック
綺麗の一言です。MSTSを最高画質にしたものよりも良いですね。車両のディテールも完璧。さらに、特急車両ではLEDヘッドマークがアニメーションするという凝りようです。ずっと外部視点のままにして運転に酔うというのも正しい楽しみ方?複々線で速度を合わせて併走したりすると最高です。カメラワークがまた上手いんだな、これが・・・。





◆ サウンド
本物の音を使っているそうです。おわり。(笑)


・・・じゃなくて、確かにそうなんですが、その他がちょっと抜けている気がします。201系や103系の特徴あるモーター音がするのは結構なんですが、発車した途端にMAX走行の爆音が徐々にフェードインするというのはちょっと頂けません。速度を上げてしまえば気になりませんが、ジョイント音だけはちょっと熨斗つけて返品したいです(笑)。
ジョイント音は数種類あって、再生方式はリアルなんですが、音源がプアなため、太鼓を叩いているのか歌舞伎を見ているのかよくわからない状況に。慣れればいいんですが、慣れれば・・・。






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